40代後半・50代に入ってから、ふとした瞬間に「老後資金、本当に足りるのかな……」と急に不安で胸がキュッとなること、ありませんか?
テレビやネットを開けば「老後2,000万円問題」だの「新NISAをやらないと損」だの、焦りを煽るような言葉ばかりが目に入ってきますよね。「今から年収を大幅に増やすなんて無理だし、かといってリスクの高い投資に手を出すのは怖い……」と、夜ベッドの中で一人ため息をついてしまう。
実は僕も、数年前までまったく同じように頭を抱えていました。
でも、ある時気づいたんです。50代の僕たちが目指すべきは、無理をして「稼ぐ額を増やすこと」ではなく、「出ていくお金を仕組みで減らすこと」なんだと。
今回は、僕が実際に試して心と懐に大きなゆとりが生まれた「減算思考」のお金整理術について、等身大の体験談を通してお話ししようと思います。肩の力を抜いて、温かいお茶でも飲みながら読んでもらえると嬉しいです。
「老後資金の不安」に背中を押されて無理な投資をしそうになった過去
少し前の僕のお話です。50代を目前にして将来への焦りがピークに達していた僕は、「なんとかして収入を増やさねば!」と本気で息巻いていました。
とはいえ、会社で今さら劇的に基本給が上がるわけでもありません。副業を始めようにも、本業でクタクタに疲れた体にムチを打って夜遅くまで作業をする体力なんて、悲しいかな残っていないのが現実です。
そんな時に出会ったのが、「加算思考(増やす)」から「減算思考(減らす)」へのシフトという考え方だったんです。
よく考えてみれば、手取りで月2万円の収入を増やすのってめちゃくちゃ大変ですよね。税金も引かれますから、実際には月2万5,000円以上稼ぐ必要があります。
でも、毎月の固定費を2万円減らすことなら、リスクゼロで確実に「手元に残る現金」を2万円増やせるんです。しかも一度仕組みを作ってしまえば、毎月の我慢や努力はいりません。
「なんだ、増やすより減らす方がずっと楽じゃないか!」
そう気づいた瞬間、すーっと肩の荷が下りたのを覚えています。
まずはここから!一度見直せばずっと効果が続く我が家の「固定費カット」3ステップ
固定費の見直しが良いところは、「最初の1回だけ頑張れば、あとは自動的に節約が永続する」という点です。我が家で効果が高かった3つのステップをご紹介しますね。
ステップ1:大手キャリアからの「格安SIM(スマホ代)」変更
長年使っていた大手スマホキャリアから格安SIMに乗り換えました。
最初は「電波が悪くなったらどうしよう」「手続きが難しそう」と怯えていましたが、いざやってみると拍子抜けするほど簡単。使い勝手はほぼ変わらないのに、夫婦2人で月約1万円の削減になりました。
ステップ2:使っていない「サブスク・定期購入」の解約整理
通わなくなったスポーツジム、観ていない動画配信サービス、毎月届く健康食品……。
「いつか使うかも」と放置していたサブスクを徹底的に見直しました。スマホの課金履歴をチェックして不要なものを解約するだけで、月約3,000円の浮いたお金が発生しました。
ステップ3:ブラックボックス化していた「生命保険・損害保険」の再設計
これが一番大きな収穫でした。
若い頃に加入した保険のまま放置していると、子どもが独立して大きな死亡保障が必要なくなった今でも、高額な保険料を払い続けているケースが多々あります。我が家も内容を現代のライフスタイルに合わせてスリム化したところ、月1万円以上の削減に成功しました。
これら3つのステップだけで、我が家ではあっさりと月2万円以上の余裕を生み出すことができたのです。
頑張らないポイ活!普段の買い物で年間数万ポイント貯まる「ゆる運用」
固定費削減と合わせておすすめしたいのが、徹底的に肩の力を抜いた「ゆるポイ活」です。
「ポイ活」と聞くと、毎日アンケートに答えたり、チラシアプリをチェックしたりと忙しいイメージがあるかもしれません。でも、50代の僕たちにそんなストイックな作業は向きませんよね(笑)。
僕が実践しているのは、以下の2点だけです。
- メインのクレジットカードを1〜2枚に絞る
公共料金、携帯代、日常のスーパーでの買い物まで、すべてそのカード決済に集約する。 - ポイントの出口(使い道)をあらかじめ決めておく
貯まったポイントは、ドラッグストアでの日用品購入や、毎月のスマホ代の補填に自動で充てる。
無理にポイントを貯めるために無駄な買い物をしたら本末転倒です。「いつもの生活費を払っているだけで勝手にポイントが貯まり、それが日用品代になる」という仕組みを作るだけで、年間数万ポイント(=数万円分)の節約になりますよ。
浮いた月2万円で「夫婦のカフェ時間」や「趣味」を楽しむのが長続きのコツ
こうして生まれた月2万円のゆとりですが、我が家ではすべてを貯金に回すのではなく、半分は「今を楽しむためのお金」として使っています。
週末に妻と少し景色の良いカフェに行って美味しいコーヒーとケーキを楽しんだり、ずっと欲しかった本を迷わず買ってみたり。
お金の不安を減らすために始めた節約で、毎日の生活が味気ないものになってしまっては意味がありませんからね。「削減して浮いたお金だから、罪悪感なく使える」というのも、精神的にすごく良い効果がありました。
残りの半分は、将来のために無理のない範囲でNISAなどの堅実な積立に回す。このバランスが、ストレスなく長続きさせるための最大のコツだと実感しています。
将来の漠然とした不安を解消するために、いきなり難しい投資を勉強したり、体に無理をさせて働く必要はありません。
まずは「出ていくお金を少し減らしてみる」という減算思考から始めてみるのが、実は一番の近道だったりします。
もし「何から手を付ければいいかわからない」と迷っているなら、まずは我が家でも劇的な効果があった「保険の見直し」からチェックしてみるのがおすすめです。
正直なところ、固定費の中でも保険って用語も難しいし、手続きが一番面倒くさそうに感じますよね。僕も最初は「無理に新しい商品を営業されたら嫌だな……」と半信半疑でした。
でも、重い腰を上げて専門家に相談してみたところ、子供の成長に合わせて不要になった過剰な保障を削り、自分たちに本当に必要な最小限のプランに整理することができました。保障内容はしっかり維持したまま、毎月の支払いがガクッと下がった時は「もっと早く相談しておけばよかった!」と心から思いました。
専門のフィナンシャルプランナーさんが自宅や近くのカフェで親身に相談に乗ってくれるので、自分たちの将来のライフプランを整理する良いきっかけにもなりますよ。
僕が実際に使ってみて良かったサービスを載せておきますので、気になる方は一度チェックしてみてくださいね。無理な勧誘もないので安心です。
50代からの人生、焦らず、比べず、自分たちのペースで少しずつ心をラクにしていきましょう。

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