書籍紹介(私が正義について語るなら)
書籍紹介をさせていただきます。
今回の書籍は、アンパンマンの著者 やなせたかしさんの生い立ちや、やなせさんが考える正義について記されています。戦争を体験された著者の、現代日本では感じにくい体験をもとにしたお話もありとても興味深いものでした。
→アンパンマンは正義の味方で かっこいい?著者の思いは、著者が戦争時に自分がひどく辛かった 食べ物がない 餓え を救ってくれるヒーローを描いていたのだとわかった。スーパーマンは力に対してそれを上回る力で物事を解決して、颯爽とヒーローとして去っていく。それは、見た目はかっこいいが根本の問題を解決しているのどろうか?
→正義は何なのか?人それぞれに正義がある、最近はそういう考えも書籍やドラマや映画でも観ることがる、著者は戦争で身を持ってそれを体験した。私はそんな体験もちろんしたくない、何となく正義と言う言葉の不確かさが分かっているつもりではある。
→悪人が全て悪の心で埋まっているわけではない。心の中は覗けないが、確かにそんな気はします。本書では、フランケンシュタインを題材に話を進められている。悪人?という言葉にはまっているかは不明だが、フランケンシュタインは哀れな存在で優しい心もあったのだろう。
→著者の生い立ちの話し、実母が小さい頃に自分をすてて再婚するくだりの詩は寂しさが見えてくるようだった。小さいながらに、感づくことも多く それでいて信じたい気持ちが大きい なんとも言えない詩だった。
→手塚治虫との仕事でキャラクターデザインをしていた、この仕事では手塚治虫の天才っぷりに驚かされることになったという。私は子供の頃から手塚治虫作品が好きで、その作品に化関わっていたとは知らなかった、業界は繋がっているのですね。
→アンパンマンの前にあった、「やなせメルヘン」という作品にでてきた、あんぱんまんはパンを配るおじさんだった、これだとそんなに売れないよね。ただ当初考えられていた、餓えを救ってくれるヒーローではあったようだが。
→みんなが思いつく、顔を食べさせて顔がなくなってしまったらは、著者が描きたかったことだが、不評でやめたようだ。今ならみんなに受け入れてもらえるのではないだろうか。
→アンパンマンのマーチ 愛と勇気だけがともだちさ
は深い意味があった、戦うときは自分一人で友達を自分から巻き込むことはいけない という意味であった、これをあの歌詞から気づくのは難しいのではないか? 誰も信用していないわけではなく、より大きな愛情を表していたんだね。
→アンパンマンのマーチ
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
深すぎる言葉、アラフィフおじさんは即答できない、重すぎるテーマだと思う。どの年代に問いかけても、難しいことだと思うが常に考えることで、考えないよりも良い人生になるかもしれない。
こういった内容があります。アンパンマンを通して著者が伝えたいことが少し分かるように思います。
タイトル:わたしが正義について語るなら
著者 :やなせ たかし
発行 :ポプラ社
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私の感想
書籍:わたしが正義について語るなら
著者が戦争経験者で、戦争の中で最も辛かった「餓え」を助けてくれるものをヒーローとして生み出した、それがアンパンマン。
著者の辛さは、いつの時代にもある「餓え」「食べ物が無い」ことで、現代日本では感じたことがない人も多いのではと思います。
世界では今も食べ物がない国は多くあり、それを救うものをヒーローとして扱われることは、そんなに多くないでしょう。
実際「餓え」を体験しないとその感覚が分かりづらいらしい、私もいままでは恵まれた環境で餓えを体験したしたことはありません。今までは、作品を通してそれに気づくことはなかったのですが、これからはアンパンマンを見るたびに、「餓え」について考えることになると思います。
書籍の紹介は
自分が読んだ書籍の内容をアウトプットすることで自分の中での理解度と満足度を上げる目的があります。自分の目的のために読書を行っていますが、もし私の感想から書籍を読んでみたいなと思ってもらうことができたら、それはそれでうれしいなと思います。
書籍の面白さを伝えられたから興味を持ってもらった。私の感想がユニーク(独特)で興味を持ってもらったら、どちらにしても私にとってはプラス以外ありませんので、うれしいことです。
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